アダム・コストは、1980年代半ばから90年代半ばまで、ニューヨーク市やその周辺のメトロポリタンエリアで、ウィートペースト、スプレー缶、ペイントローラーで作品を残したグラフィティーアーティストとして知られている
コストと相棒のレブは、1990年初頭、彼の縄張りにある信号機の裏にウィートペーストで貼りつけた作品で一躍有名となった。
小さな白い紙に太字で書かれたテキストだけ、というシンプルでわかりやすい手法は、老若男女、白人/黒人を問わず、全てのニューヨーカーの目を引き、国際的な注目を浴びる事となる。
やがて「Cost Fucked Madonna」、「電話番号が書かれたCostのロゴ」などの作品が、よく見える高い壁、地下鉄の壁、広告用の看板にまでローラーされる。
ニューヨークタイムズの記者が1993年のコストに対するインタビューで、作品に書かれているメッセージの意味を聞いたところ、「生きることの意味を教えてくれたら、僕らの意味も教える」と彼は答えた
1995年、コストの運は尽き、メールボックスにグラフィティーを書いたことによって捕まる。
裁判所ではコストが公共物に与えた損害額を一億円以上としたが、結局$2126ドルの罰金と200日間のグラフィティーを消す奉仕活動を命じられただけとされている。
今回Supremeからリリースされたコラボアイテムは、彼の代表的な作品をそのままTシャツに落とし込んだ、ニューヨークのストリートを感じさせるアイテムとなります。
M=73/50
L=77/57
XL=80/60
※着丈/身幅cm